2021年9月10日に公開されるアニメ映画『鹿の王ユナと約束の旅』が、話題になっています!
その理由が、原作の小説「鹿の王」が上下巻や外伝などシリーズ累計発行部数230万部を突破したファン待望の人気小説だからです。
さらに出演声優陣がものすごい豪華俳優で、2人の主人公を務めているのがベテラン俳優の堤 真一(つつみ しんいち)さんとイケメン俳優の竹内 涼真(たけうち りょうま)さんで、この主人公たちを追う狩人に杏(あん)さんが出演されています!
さらにさらに、監督を『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、『君の名は。』の作画監督などで知られるアニメーター・安藤雅司氏が担当されます!
当初は2020年9月18日に公開予定でしたが、コロナ禍だったため残念なことに延期されていましたが、そんな期待しかないアニメ映画『鹿の王ユナと約束の旅』について、まとめてみました!
では、ごゆっくりどうぞ♪

アニメ映画『鹿の王ユナと約束の旅』ストーリー
この物語は2人の男を中心として過酷な運命に立ち向かう人々を描いたストーリーが展開されていきます。
生き延びたのは、血の繋がらない親子だった...
かつて故郷を守るために戦い、東乎瑠(ツオル)帝国から恐れられていた戦士団"独角"(どっかく)の頭・ヴァン(堤真一)は戦いに敗れてすべてを失い、地下のアカファ岩塩鉱で働かされ囚われの身となっていた。
ある日、謎の獣が岩塩鉱を襲撃、獣は人々を次々と噛んでいった。
その後、岩塩鉱で謎の病が流行しヴァンだけが生き残り、混乱に乗じて脱獄に成功するが、その最中、自分と同じように家族を失った幼児(女の子)を見つけ、ユナと名づけて一緒に生きることになる。
そして共に過ごすことでヴァンは徐々に生きる目的を取り戻していく。
動き出すもう一つの運命ー
もう一人の主人公である東乎瑠(ツオル)帝国の天才医術師ホッサル。
東乎瑠(ツオル)の民だけが病にかかると噂が広がる王幡領では、ホッサルが懸命にその治療法を探していた。
ホッサルは病の原因究明のため岩塩鉱に行く。
そこで脱走防止の足枷がひとつ外れているのが見つかりヴァンの脱走が発覚。
同時に噛まれても病にかからない人もいる事がわかった。
また、この病がかつてオタワル王国を滅ぼした〈黒狼黒狼熱(ミッツァル)〉ではないかとホッサルは疑い、生き残ったヴァンが抗体を持っていると考えヴァンを探し始める。

出会うはずのなかった二人...
一方、謎の病〈黒狼熱(ミッツァル)〉が東乎瑠(ツオル)帝国で猛威を振るいつつある中、ツオルの支配下にあるアカファ王国では、ウイルスを体内に宿す山犬たちを利用して水面下で反乱が計画されていた。
抗体を持つことで陰謀に巻き込まれるヴァンとユナだったが、ついにはユナが山犬たちに連れ去られてしまう。
ヴァンはユナを追う途中で、ミッツァルの治療法を探す天才医師ホッサル(竹内涼真)と、それを阻止したいアカファ王国によって送り込まれた跡追い狩人のサエ(杏)と出会い、彼らはそれぞれに思惑を抱えながら共にユナを助ける旅に出る。

しかし、世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、そして巨大な陰謀が渦巻いていた。
世界を侵食する謎の病。
抗体を持つのは、寡黙な戦士と一人の少女だけ。
<原作>
『鹿の王』(角川文庫)
著者:上橋菜穂子
角川文庫より 『鹿の王』 1~4巻 発売中
角川書店より 『鹿の王 水底の橋』 発売中
登場人物と出演声優
物語の主人公「ヴァン」
ピュイカ(飛鹿)を操り、故郷を守るために戦う"独角"(どっかく)という集団の元頭。
戦いに敗れアカファ岩塩鉱で奴隷として働かされている。
山犬(オッサム)が岩塩鉱を襲撃したときに生き残り脱走した。

CV:堤 真一
実は、このお話をいただく前に、すでに原作を読んでいて、この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです。ご迷惑をおかけしました。
引用元:映画『鹿の王ユナと約束の旅』公式HP
物語は壮大なファンタジーですが、その中にリアルな部分もあるので、フィクションでありノンフィクションでもあるような内容だと思います。
私が演じたヴァンの運命は様々な出会いがあって動き出していきます。ユナとの出会いで息を吹き返し、愛情や感情を取り戻し、人のために生きる事の大切さを教えてくれるキャラクターだと思います。
原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です。是非、ご覧下さい。
もう一人の主人公「ホッサル」
天才として帝国でその名を知らぬ者はいないほど有名な医術者。
謎の病・黒狼熱(ミツツァル)の治療法を探す。

CV:竹内涼真
原作を読んだ時、頭に風景が浮かんできてすぐに物語に入り込んでしまいました。
引用元:映画『鹿の王ユナと約束の旅』公式HP
僕の演じるホッサルは気持ちに一本筋が通っているので、何をして何を救いたいのか、その気持ちに感情移入しやすかったです。
アニメーションの声優は初めてだったので、自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました。
原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います。
「鹿の王」の壮大でファンタジーな世界観が皆様のもとに届くことが今から楽しみです。
跡追い狩人「サエ」
追跡に長けた狩人頭のマルジの長女で、優秀な跡追い狩人。
マコウカンとヴァンを追う。

CV:杏
上橋先生とは以前、まさに「鹿の王」で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして「本当に私で良いんですか!?」とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました。
引用元:映画『鹿の王ユナと約束の旅』公式HP
サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2 年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております。
この作品は、謎の病が流行し、それに立ち向かう人々の物語です。奇しくも、今の世情とも通じる部分が多い中、ファンタジーの世界を通して、私たちへのメッセージが込められているような気がします。
作品概要
9月10日(金)公開
- 原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA刊)
- 監督:安藤雅司 宮地昌幸
- 脚本:岸本卓
- キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司
- コンセプトビジュアル:品川宏樹
- 美術監督:大野広司
- 色彩設計:橋本賢
- 撮影監督:田中宏侍
- 音響監督:菊田浩巳
- 音楽:富貴晴美
- アニメーション制作:Production I.G
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